2019年 03月 07日
綾辻行人「十角館の殺人」を読む。 |
昨日から右手に、薄皮のような痺れを感じたので、大事を取って整形外科に行くことにした。ランチタイムの時間を利用するため、職場近くの病院を選んだが、その病院が真新しく、大きなロビーはホテルようだった。
待ち時間が長かったので、大きな窓から見渡せる港を眺めながら小説を読むことにした。
綾辻行人「十角館の殺人」は、ミステリー本の人気ランキングに必ず入る名作。32年前に発表された作品にもかかわらず、未だに人気が高い。
物語は、6人のミステリーサークルに属する大学生が、孤島へ出かけることからスタートする。お互いを高名なミステリー作家にになぞらえて、ニックネームで呼び合うのには、初め違和感を感じたが、物語が進み始めると不思議と違和感を感じない。むしろ登場人物が多い分ニックネームの方が、スッキリと頭に入ってゆく感じがした。そして、最後の方でさりげなく語られるニックネームが、衝撃の一言になる。
by m-takaesu
| 2019-03-07 18:41
| 読書
|
Comments(0)