2018年 07月 13日
東野圭吾「祈りの幕が下りる時」を読む。 |
面白すぎて、夜っぴて読んでしまった。親子の情愛から起こった殺人事件を、曾根崎心中と絡めながら解き明かしてゆく加賀恭一郎。新参者として日本橋署に移動した秘密も同時に明かされてゆく。
愛するものを守るために犯す犯罪。苦しみから解放してあげるために自ら手をかける修羅。これは日本人が好きな人情ものだよね。過酷な運命を背負わされた親子の人生を読みながら、砂の器を連想してしまった。
by m-takaesu
| 2018-07-13 08:58
| 読書
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