2015年 08月 03日
俺は俺の弱さが好きなんだよ。苦しさや辛さも好きだ。 |
「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」と立て続けに、鼠三部作を読んだ。
「ダンス・ダンス・ダンス」を先に読んでしまっていたので、結末を先に見てしまった映画のような気持ちにもなったりもしたが、それでもやはり村上作品はすごく面白い。
羊は、弱さの対極にあるパワーを象徴するものなのだろうか。
それは、時代の悪であったり、権力であったり、人の弱さにつけ込むものであったり。
さらに、その力から逃れるために、羊の格好をした羊男を登場させるなど、その想像力には舌を巻く。そして、最後の僕と鼠の会話は何度も読み返してしまった。
「俺は俺の弱さが好きなんだよ。苦しさや辛さも好きだ」
訪問ありがとう。
「ダンス・ダンス・ダンス」を先に読んでしまっていたので、結末を先に見てしまった映画のような気持ちにもなったりもしたが、それでもやはり村上作品はすごく面白い。
羊は、弱さの対極にあるパワーを象徴するものなのだろうか。
それは、時代の悪であったり、権力であったり、人の弱さにつけ込むものであったり。
さらに、その力から逃れるために、羊の格好をした羊男を登場させるなど、その想像力には舌を巻く。そして、最後の僕と鼠の会話は何度も読み返してしまった。
「俺は俺の弱さが好きなんだよ。苦しさや辛さも好きだ」
訪問ありがとう。
by m-takaesu
| 2015-08-03 11:06
| 読書
|
Comments(0)