2011年 08月 19日
自由からの逃走 |
今朝の日経新聞コラム「春秋」を読んでいて、
「自由からの逃走」のことが頭をよぎった。
コラムの内容は、旧ソ連時代の元宇宙飛行士に、ガガーリンの事を
聞いていたら、いつのまにかソ連を崩壊させたゴルバチョフへの
恨み節になったらしい。
実際、いまロシアでは、ソ連崩壊を悔やむ国民が6割近くに上り、
民主革命の勝利としたのは、わずか10%としかないという、驚くべき
世論調査があると書かれている。
ドイツの社会心理学者エーリッヒ・フロムが書いた『自由からの逃走』
には、恐るべき事が書かれている。
彼によれば、人は自分自身の成長と自己実現が阻まれるとき、
一種の危機に陥る。
この危機は、人に対する攻撃性やサディズムやマゾヒズム、および
権威への従属と自己の自由を否定する権威主義に向かうことになる
と述べている。
人は、思い通りにいかなくなると何かに寄りかかってしか、
生きられなくなる。けっきょく、寄らば大樹の陰。
不自由だげどプライドも保てて安心できる。
今の欧州を見ていると、かって権威主義に流されナチ化していったさま
を連想して怖くなるよ。
訪問ありがとう。
「自由からの逃走」のことが頭をよぎった。
コラムの内容は、旧ソ連時代の元宇宙飛行士に、ガガーリンの事を
聞いていたら、いつのまにかソ連を崩壊させたゴルバチョフへの
恨み節になったらしい。
実際、いまロシアでは、ソ連崩壊を悔やむ国民が6割近くに上り、
民主革命の勝利としたのは、わずか10%としかないという、驚くべき
世論調査があると書かれている。
ドイツの社会心理学者エーリッヒ・フロムが書いた『自由からの逃走』
には、恐るべき事が書かれている。
彼によれば、人は自分自身の成長と自己実現が阻まれるとき、
一種の危機に陥る。
この危機は、人に対する攻撃性やサディズムやマゾヒズム、および
権威への従属と自己の自由を否定する権威主義に向かうことになる
と述べている。
人は、思い通りにいかなくなると何かに寄りかかってしか、
生きられなくなる。けっきょく、寄らば大樹の陰。
不自由だげどプライドも保てて安心できる。
今の欧州を見ていると、かって権威主義に流されナチ化していったさま
を連想して怖くなるよ。
訪問ありがとう。
by m-takaesu
| 2011-08-19 09:32
| 読書
|
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